今日、ふと思ったのだが、安全な人と危険な人というのは、
肉体的な部分ではなく、精神的な部分で分けられるのではないか。
どういうことかといえば、例えば、プロの格闘家と、ひ弱な一般人がいて、
どちらが危険かと聞いたら、ほとんどの人が格闘家を選ぶだろうが、
これが、とても穏和で常識のあるプロの格闘家と、
非常に攻撃的で常識のないひ弱な一般人との比較だったら、
一般人のほうが危険だ、と思う人が多いだろう、ということなのだ。
戦うことになれば、格闘家のほうが遙かに危険だ。
下手をすれば、命すら失ってしまうかもしれない。
しかし、危害を加えられる確率で言えば、一般人のほうが高い。
危険かどうか、という判断は、この危害を加えてくるかどうか、
というところがかなりの比重をしめている。
何もしてこないのであれば、いくら高い身体能力を有していても、
結局は無害であるのだから。
おとなしい飼い犬だって、牙をむけば、恐ろしい獣と言えるだろうが、
ほとんどの場合そんなことが起きないから、
みんな安心して犬を飼っているのだ。
だから、危険人物というのは、常人以上の肉体的な能力ではなく、
精神構造や行動がおかしい人のことを指すのだし、
避けるべき人間は、そういったタイプの人になるのだ。