2012年2月アーカイブ

梅雨の語源を探る

5月末から7月中旬にかけて、しつこいほど雨が降り続く嫌な季節を私たちは
「梅雨(つゆ)」と呼んでいます。

「梅雨」という言葉の由来についてはたくさんの説が存在しますが、
どれが正しいのかは不明だと言われています。
この言葉は日本ではなく中国で使われ始めたそうです。
元々中国では黴(カビ)がよく発生する時期だと言う事で「黴雨(ばいう)」
とされていたいましたが、カビと言う言葉では語感が良くないであろうと
言う事で、この時期に合った文字である「梅」を使用して「梅雨(ばいう)」
となったという説も存在します。

日本では江戸時代にこの言葉が伝わりましたが、なぜ「ばいう」ではなく
「つゆ」と読むようになったのでしょうか?
実は、この理由もはっきりとした事は分かっておりません。
雨の水滴を「露(つゆ)」と呼んでいた事から来ているという説や、
シンプルに梅の実が熟する季節だから「梅」という文字を用いたと言う説も
あります。
また、毎日のように雨が降るので「毎」の文字から「梅」という文字が
用いられたという説もあり、諸説入り乱れている状態です。

他に「梅雨」という文字が使用され、この時期を表す言葉としては、
梅雨なのに雨が少ない事を「空梅雨」や「旱梅雨」と言います。
また、梅雨の終盤に激しい雷雨が降る事を「暴れ梅雨」、「荒梅雨」、
「送り梅雨」と呼ばれます。
梅雨が明けて夏が始まっているのに、いつまでも雨が降り続く事を
「戻り梅雨」や「残り梅雨」と言わるそうです。
これらは最近ではあまり使われる事はありませんが、状況をよく表した言葉で
古き良き日本語の良さを感じますね。

 

 

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